負けてもナビスコ決勝進出。等々力の借りは埼スタで

 2014年のリーグ戦だけじゃなくナビスコと天皇杯も優勝の可能性があるのはガンバ大阪だけ! 一時期は降格圏での争いもしていたチームがまさか優勝を狙える位置にまで浮上してくるとは。そんな浮かれたテンションで観戦した10月12日(日)【2014年ヤマザキナビスコカップ・準決勝】川崎フロンターレvsガンバ大阪のレポートをお届けします。

 リーグやらナビスコやら訳分からん!という方のために、それぞれの大会の違いを簡単にまとめてみました。

J1リーグ
 正式名称はJリーグ・ディビジョン1。全18チームがホーム&アウェイで対戦(1チームあたり年間34試合)。16位以下はJ2に降格、J2の上位2チームと昇格プレーオフに勝利した1チームの計3チームが翌年J1に昇格。上位3チームは翌年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)への出場権を得る。

天皇杯
 J1全チーム、J2全チーム、アマチュア最優秀チーム、各都道府県代表チームによる一発勝負のトーナメント戦。下部カテゴリに所属するチームがJ1など上位チームを破る「ジャイアント・キリング」がしばしば起こる。優勝チームにACL出場権。国立競技場改修のため2014年決勝は日産スタジアムで開催。

ヤマザキナビスコカップ
 J1に所属する18チームが参加する大会。ACL参加チームは予選リーグ免除。予選は7チームごとに総当たりで成績を競い、準々決勝以上はホーム&アウェイの2試合、決勝戦は一発勝負。2014年決勝は埼玉スタジアム2002。※その後2016年からYBCルヴァンカップに名称変更

富士ゼロックススーパーカップ
 天皇杯の優勝チームと前年のJ1王者とが対戦。

スルガ銀行チャンピオンシップ
 ヤマザキナビスコカップの優勝チームと南米王者とが対戦。

 J1リーグ、天皇杯、ナビスコカップの国内3大タイトルを獲れるチャンスがあるなら3つともいただかなくては。過密日程だろうがなんだろうがファンはひたすら応援するだけでございます^^;

 さて、そんなこんなでナビスコカップも順調に勝ち進んだガンバ大阪は準決勝で川崎フロンターレとの対戦。10月9日(木)に行われた準決勝の第1戦はガンバ3-1川崎という結果に。10月12日(日)の第2戦はガンバが勝てばそのまま決勝進出決定ですが、負けると2試合の得失点差、アウェイ試合でのゴール数、それでも差がなければ延長戦、さらに引き分ければPK戦で決着をつけるというルール。一発勝負ではない分、得失点差も考えながら試合を戦わなければならないのがナビスコカップの難しさかもしれません。

 その第2戦の舞台になったのは川崎フロンターレのホームである等々力陸上競技場4月のJ1リーグ戦では敗れているだけに、今度こそは等々力で勝利を掴みたいところ。そんな事前の強い意気込みもむなしく、試合当日に仕事が入ったために結果的にギリギリでのスタジアム入場となりました^^;

20141012 等々力陸上競技場 / Todoroki Stadium

 試合間際に到着したらこのザマだよ!アウェイのゴール裏は、立ち見禁止の2階席が満席、立ち見の1階席もものすごい人口密度。仕方なく後ろの方で観戦することになりました、、、。2階席があるせいで1階席後方での開放感はイマイチですが、応援の声が天井で反響してくれるので、これはこれで悪くない環境。気持ち良く叫べるって大事ですからね。

20141012 等々力陸上競技場 / Todoroki Stadium

 4月にきたときは最下層しか出来ていなかったメインスタンド部分の工事も進んでいて、現在は上のように2階席とか更に上部の建設もはじまっています。ガンバでも新スタジアムの建設が行われていますが、こういうのを見るとワクワクしますね。

20141012 等々力陸上競技場 / Todoroki Stadium

 既存のスタンドはこんな雰囲気。アットホームでいて一体感のある等々力の雰囲気は素晴らしいなぁと再確認。

20141012 等々力陸上競技場 / Todoroki Stadium

  試合は先制点を川崎の大久保に決められ、しかし前半終了間際にガンバの阿部が2得点をあげて逆転に成功。しかし前半のアディショナルタイムで同点に追いつかれ、後半にさらに1点決められて川崎3-2ガンバという結果に。目まぐるしい試合展開で応援してる方は喜んだり悲しんだりと非常に忙しい90分間^^; 第2戦こそ敗れましたが、得失点差によりガンバが決勝進出決定となりました。

 決勝戦の舞台は11月8日(土)の埼玉スタジアム2002。対戦チームは同じく準決勝を勝ち上がったサンフレッチェ広島。西日本同士の戦いになりますが、なんとしても埼スタを青黒で埋め尽くさなくては。今度こそは仕事もいれないようにして万全の状態で決勝に挑みたいものです。

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