2017年10月以来まともに更新していなかったブログへようこそ^^; 今回は55年ぶり+1ヶ月ぶりにサッカーの試合が開催された秩父宮ラグビー場での【2019年ルヴァンカップ・グループステージ】FC東京 vs ベガルタ仙台の観戦記をお届けします。
秩父宮ラグビー場でのサッカー開催は1964年以降なし
通常であればFC東京のホームスタジアムである「味の素スタジアム」で開催されるのですが、味スタはラグビーW杯開催に向けた改修工事のため平日の開催が不可。ということで会場に選ばれたのが秩父宮ラグビー場。
関西にある花園ラグビー場とともに国内ラグビーの聖地となっている秩父宮ラグビー場。その名の通りラグビーのための施設で、Jリーグの照明設備基準を満たしていないこともあって本来であればサッカーが行われることは皆無。事実、この地でサッカーが行われたのは1964年東京オリンピックでの5試合のみ。そして近い将来の建て替えが予定されていることもあって、この機会を逃すと次は無いであろう貴重な、本当に貴重な秩父宮ラグビー場でのサッカー開催。
オリンピック以来となる55年ぶりのサッカー開催は、2019年4月10日にFC東京 vs サガン鳥栖で実施されていたのですが、この日は大雨。そこから1ヶ月経た5月8日にFC東京 vs ベガルタ仙台で再び使用されるということで、「今度こそは行っておかねば」と秩父宮ラグビー場に向かいました。
新国立からラクビー場正門、さらに遠回りして東門へ
JR総武線の千駄ヶ谷駅、都営大江戸線の国立競技場駅のあたりから秩父宮ラグビー場へ向かうと、現在建設中の新国立競技場の横を通ることになります。もう外装はほぼ仕上がっているようですが、工事ゲートがあったり、覆いがされていたり。完成してしまえば見ることができない姿でもあり、ちょっと貴重かなと思いながらラグビー場へ。
秩父宮ラグビー場の正門側はこんな感じ。メインスタンドの指定席や自由席、それからアウェイ側のゴール裏はこちらからですが、ホーム側ゴール裏とバックスタンドはこちらからではなく、反対側の東門に向かうことになります。実はこれが大変。
上の画像は正門にあった地図。東門にまわるためには、ラグビー場の建物に沿って歩くことができず、一度スタジアムから離れるようにして南側(画像右手)の外苑前駅などがある青山通りまで出て、さらに外苑いちょう並木(画像上部)を進むことになります。正門から東門までは歩いて約900m。都心ならではの苦行かもしれません。
そんなこんなでたどり着いた東門がこちら。平日の夕方早い時間とは思えないほどの行列が。みんな仕事とか大丈夫なのかな。
FC東京のマスコット、東京ドロンパ。つば九郎の傘はサポーターから渡されたのかな? ヤクルトスワローズの神宮球場は秩父宮ラグビー場とほぼ隣接していることもあって、神宮外苑エリアならではのコラボですね。
マスコットのやり取りとか、FC東京のファンクラブ先行入場を横目に見ながら、当日券を買っていざ秩父宮ラグビー場へ。事前購入してしまうとチケットに名前などが記載されてしまうので、撮影用にわざわざ当日までチケット購入せずに現地で入手しました^^;
いざ、秩父宮ラグビー場の内部へ
東門のゲートをくぐってバックスタンドに出てみました。ここがラグビーの聖地で、今回貴重なJリーグ開催が行われる秩父宮ラグビー場です!
って、めちゃくちゃピッチが近い!! なんでもバックスタンドとラインとの間隔は約5mしか無いそうで、上の写真で関係者が立ってるあたりに(うっすらと)引かれているのがタッチライン。ピッチとは距離も高さもある味スタとは雲泥の差。これを一度体験しちゃうと都心にもサッカー専用スタジアムが欲しくなりますね、、、。
ラグビーだとゴールポストから更に10〜22mのインゴールエリアがあるそうで、その分だけゴール裏とは距離があります。まぁそれでも味スタよりは断然見やすい気が(略)
バックスタンドから見たメインスタンド全景。屋根は大きくないですが、今回のような晴れている場合には開放感があって素晴らしいですね。
ホームのFC東京ゴール裏からピッチを見るとこんな感じ。ゴール裏に屋根がついているのはアウェイ側のみ、そして大型映像装置はホーム側に1基のみです。
スタンドを散策したあとはスタジアム内部へ。スタンド席の裏側が通路になっている構造ですね。
おや。東京ドロンパがラグビーW杯仕様に。
バックスタンド側には売店が2つあるのですが、どちらもとんでもない行列。さすがは蝗(イナゴ。スタグルに群がるFC東京サポがそう呼ばれがち)のホーム開催だ、、、。
売店での購入を諦めてバックスタンドの席に戻ると、Jリーグでの試合ではあまりお目にかからない?シーンに遭遇。サッカーとは各種ラインが微妙に異なるラグビーへの配慮だと思うのですが、全体的にラインが薄いんですよね。それでもさすがに試合に影響ありと判断されたのでしょう。ゴール前だけはラインが上塗りされてました。
日が落ちていよいよキックオフの時が迫ります。こうやって写真で見てみると、やはり照明が暗い感じはしますね^^; 実際撮影もなかなか大変で、上の写真はISO800で収まっているのですが、試合中は普段使わないISO3200あたりまで感度を上げて、シャッタースピードもギリギリまで下げてなるべく明るく撮れるように四苦八苦してました。。。
入場したころはスカスカだったバックスタンドも、気づけばこれだけの混雑に。平日ナイター、しかもルヴァンカップということで完全に油断してましたが、それでもこれだけ集客できるのは都心ならではということでしょうかね。
平日だろうと、普段とは違うスタジアムであろうと熱心に応援するFC東京のゴール裏の皆さん。
ベガルタ仙台側のゴール裏も熱気に包まれます。
ピッチが近すぎてJリーグで使用している大型ベンチが設置できないということで用意されたビニールテント。お祭りとか運動会でよく見かけるアレですね。J3では見たことありますが、J1の試合でビニールテントを見るとは思いませんでした。座りやすいように選手が勝手に椅子を並べ替えていたのもなかなかシュールだなと。
試合中のベンチはこんな感じ。左端が長谷川健太監督です。
試合も(隣の神宮も)近くて見やすい秩父宮
バックスタンドの前から4列目で観戦していたのですが、やはりピッチが近くて見やすい!
FC東京ゴール裏のさらに裏には神宮球場のスコアボードも見えます。この日は結果的にとんでもない試合になったようで、、、。
若手注目株の久保建英(くぼたけふさ)もこの試合で躍動してました。あまり運動量があるようには見えないのですが、予測だったりポジションの取り方が独特で、やっぱりなんか違うなと思わせてくれます。
ベガルタ仙台の長沢駿。FC東京には大森晃太郎や丹羽大輝(控え)が所属していて、ガンバ大阪時代を知るサポーターとしても見てて楽しい試合に。
結果はFC東京 0-0 ベガルタ仙台のドロー。得点シーンが見られなかったのは残念ですが、それでも貴重な秩父宮ラグビー場でのサッカー開催に立ち会えたのは何より。
試合後に撤去されるゴール。これも当然ながら秩父宮ラグビー場の備品ではなく、遠く離れた味スタの補助競技場から持ってきたものとのこと。お疲れさまです。。。
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