普段はガンバ大阪ばかりを応援している当ブログですが、5月22日(日)に日立柏サッカー場で行われた【2016年J2第14節・熊本地震復興支援マッチ】ロアッソ熊本vs水戸ホーリーホックの観戦にいってきたので、その模様をお届けします。
今回はiPhone画像のみなので、画像クリックしてもFlickrの大きな画像には移動できません。ご了承ください。
個人的には試合前に、日本赤十字社を通じて熊本地震災害義援金として10,000円、ロアッソ熊本(運営会社のアスリートクラブ熊本)へ5,000円を支援させてもらいました。それでも、サッカークラブにとっては試合の運営・開催こそが直接の収入源であり生命線。チケットを買って観客として訪れることで大きな意味があると思いますし、試合が行われるのは被災地の熊本から遠く離れた、そして自分にとってはアクセスしやすい関東圏。行って応援するしかないでしょう! ※最下段の5,000円は東日本大震災義援金として。
ゲーム数日前にチケットを購入して、いざ日立柏サッカー場(通称:日立台、柏)へ。まぁしかし普段はガンバ大阪を応援してるわけで、赤いロアッソグッズは1つもなく、とりあえず赤系のシャツで行こうと決意。それでも他クラブのサポーターであることもさりげなくアピールするべく、青いガンバ仕様のチケットホルダーで参戦したのですが、、、。
最寄りとなる柏駅に着くと、いきなり目立ってる黄色い柏レイソルサポーター。そしてあんまり関係ないハズの川崎フロンターレサポ^^; この写真だけ見ると、まるで柏と川崎の試合を見に来たかのような激しい違和感^^;;; 自分たちが直接関わる試合ではないのに、道案内することで試合をサポートしようとする姿勢にただただ感謝。
この日はこれ以外に自分で確認できただけでも、試合を行う熊本と水戸のほかに浦和・鹿島・FC東京・名古屋・北海道・広島・徳島のサポーターを発見。これだけ色とりどりだったらガンバユニで参戦するべきだった、、、と軽く反省しつつ柏の街を歩きます。
駅からは商店街、そして住宅街を20分ほど歩くことになるのですが、迷いそうなポイントに必ず立ってくれてるのが地元の柏サポ。いやぁこれは本当にありがたかった。言ってみれば今回は試合を運営するホームのロアッソ熊本にとってもアウェイの水戸ホーリーホックにとっても馴染みのない土地での開催。ただ単にスタジアムを貸し出すだけではなく、積極的に寄り添ってサポートする柏レイソルの姿勢に心が打たれました。しかも前日にはレイソルの試合があったばかりですからね。そう簡単にできることではないですし、すごく学ばせてもらいました。
スタジアムまでの近道「レイソルロード」にある新聞販売店でレイソルのマスコット、レイくんとクラブ支援自販機を発見。赤いシャツを着て必死にレイソルロードを撮影している脇を、ニヤッとしながら柏のサポーターが通りがかったのですけども。中身が青黒のガンバサポだとまでは見抜けなかったハズ(笑)
そんなわけで、レイソルロードを通って日立台に到着。入り口の写真だけ見ると完全に柏のホームゲームですね^^;
さらに進んでロアッソ熊本のホーム側待機列へ。
そこにあった案内板がこちら。通常のレイソル向けガイド、、、の上からビニールを貼り、それにロアッソ向けの案内を載せています。レイソルなのかロアッソなのかロイソルなのか、、、手作りで急いで用意した感じがよく出てます^^;
15時試合開始で13時に入場開始。待機列を進むと見えてきました日立台。ここはクラブ所有のスタジアムということで壁面にエンブレムが掲げられていて、めっちゃカッコイイ。いやぁ、これ見るだけでテンション上がって試合が楽しみになりますね。スタジアム借りて試合してる他クラブでもマネできないだろうか。。。
スタジアムゲートに立っていたこの方、ロアッソ熊本の社長さんです。1人1人に丁寧に挨拶されておりました。元々は柏レイソルやその前身でコーチ、監督をしていたという縁もあって、日立台でのホームゲーム開催を実現してくれました。もちろん熊本でのホームゲーム開催が最大目標でしょうが、まずはJリーグに復帰して、ゲームを運営する。そういう意味で、この日は大きな第一歩だったと思われます。
入場ゲートの先には、、、また出たな!! 区切りの試合になると出てくるJリーグのレアキャラ(?) Jリーグキング。チャリティ握手会の飛び入りゲストとしてちゃっかり参加してました。
熊本城をモチーフにしたゆるキャラ、ひごまる。意外に機動力があって、このまま高くジャンプしたりする侮れないキャラ^^; くまモンを持つ女の子とふれあう姿が印象的でした。
購入したチケットは、メインスタンドの真っ正面となるバックスタンド(この日はエリア固定の自由席という設定でした)。そして入場30分前くらいから待機列に並んだのですが、2列目をゲット。これがピッチから近いのなんのって、、、目の前にある柵の向こうはもう試合が行われるピッチですよ。プロの試合をこれだけ近い位置で見られるなんて。上の写真はバックスタンドからロアッソ側ゴール裏を見たところです。
ほどなくして試合前のアップをするべくピッチに登場するロアッソの選手たち。そしてマスコットのロアッソくん。
水戸サポーター「ロアッソ熊本!ロアッソ熊本!ロアッソ熊本!!」
選手に向けて、そしてロアッソ熊本のサポーターと関係者に向けて水戸サポーターから大きなロアッソコール。すかさず熊本側からもレスポンスが。
熊本サポーター「サンキュー水戸!サンキュー水戸!サンキュー水戸!!」
無事にホームゲーム開催までこぎ着けられたことを祝福するかのような、そしてそれを感謝するような。試合前から素晴らしい雰囲気を作ってくれました。
試合目前になると、ロアッソ熊本側のゴール裏は赤一色。普段は黄色いレイソルのサポーターで埋め尽くされている日立台が、この日ばかりは赤く染まっていました。
そしてスタジアム全体で黙祷。両クラブ選手の腕には喪章も。日立台には柔らかでいて、時折厳しい風が吹いていました。晴れ晴れとした空気の中、ロアッソ熊本のホームゲームがはじまります。
試合開始のタイミングでも両サポーターからのエールが。
水戸サポーター「ロアッソ熊本!ロアッソ熊本!ロアッソ熊本!!」
熊本サポーター「サンキュー水戸!サンキュー水戸!サンキュー水戸!!」
自分は完全に聞き取れてなかったのですが、スタジアムだけではなくスタッフなども提供した柏レイソルに対して「サンキュー柏!」のコールもあったと聞きます。アップの段階で相手チームにエールを送ることはあっても、試合開始のタイミングでこのようなエール交換をおこなえるなんて。どちらのサポーターも素晴らしい。
試合は前半が0-0で終わり、ハーフタイム。ロアッソくんが駆け抜けるすぐそばに陣取ってるのは、、、よく見ると札幌ユニ^^; その前にいる子は柏レイソルのスクール生かな? 赤く染まった日立台も、よくよく見ると様々に彩られています。
ロアッソくんと一緒に駆け抜けていったのは柏レイソルのマスコット、レイくん。この日はピッチにたって、試合前に熊本サポの応援に加わっていたりもしました。積極的なおもてなしが本当に素晴らしい。
鳴り止まない応援で後半スタート。しかし、失点を許して、試合はロアッソ熊本 0-1 水戸ホーリーホックという結果に。
試合後すぐさま掲げられた「がまだせ!負けんばい!」の横断幕。ここでも両サポーターによるエールの交換。このあたりでは感動で自分もちょっと涙目になっておりました^^;
そして選手たちによる場内一周。これは最初ロアッソの選手だけの予定だったらしいのですが、すぐさま水戸の選手も加わって、両選手がともに歩くことに。
くまモンの姿も。この日は水前寺清子さんによる「365歩のマーチ」、ロアッソ応援ソング「HIKARI」の披露もありました。熊本づくしな1日。
最後にゴール裏に挨拶するロアッソ熊本の選手たち。次こそは勝ち点3を熊本に持ち帰りましょう!
そんな、日立台が赤く染まった日。現地に駆けつけた8,201人だけではなく、多くの方に想いが届いたハズ。サッカーって、いいものですね。
レイソルロードにあった新聞販売店では、号外の号外が配られていました。ふだんはレイソルの試合日に号外を打っているようですが、この日はさらに号外。最後まで熊本への支援づくしの復興支援マッチでした。
この記事へのコメント