皆さん、ホームの試合だけじゃなくてアウェイ遠征してますか?(唐突)
通い慣れたスタジアムで好きな選手を応援する。それだけでも素晴らしいことですが、どうせなら普段行かないような土地で開催されるアウェイの試合に乗り込んでこそ、サッカーの楽しみが増すというもの。
まぁ、しかしですね。慣れてない土地に行くというのは交通アクセスやら宿泊施設やらの問題があってですね。なおかつ当然ながら試合のチケットも確保しないといけない。しかし、アウェイ(ビジター)側サポーターに割り当てられる席の数は僅か。試合によってはチケット発売開始の当日に完売してしまうなんてことも。
見やすさとチケットの入手難度は反比例する
一般的には、見出しに書いたように見やすさとチケット入手難度は反比例します。3万人とか4万人収容できるような陸上兼用のスタジアムだと、チケットは確保しやすい一方で、ピッチから距離があるために見やすさは低下します。逆にピッチとの距離が近いサッカー専用スタジアムの場合には全体の席数が少なく、アウェイ側として設定される席数も当然少なくなります。
ただ、最近になってつくられたサッカー専用スタジアムであれば3万人以上を収容できることが多く、それほど心配する必要はないかもしれません。吹田スタジアムは素晴らしいぞ。それよりもむしろ交通アクセスが肝心で、最寄り駅まで遠かったり、試合を見終わってから地元まで帰ってくるだけの足が無かったりとか^^; まぁそういう苦労とか工夫を乗り越えてこそ、アウェイ遠征の良さがあったりするのですが。
そんなこんなで、アウェイ観戦には少しばかりのノウハウが必要。というわけで、ここでスタジアムごとのチケット入手難度を予測してみます。
実際には対戦カード、試合日、成績によって状況は大きく変化します。同じエリアにあるチーム同士の試合だったり、首位攻防戦だったりするとチケットの人気は当然上がりますし、逆に遠く離れたスタジアムで行われる平日夜の試合であれば難易度は一気に下がります。あくまでも目安ということで。
難易度は★の数で示しました。★★★★★は即確保レベル、逆に★1つであれば当日券が出るレベルという予測です。これまでに観戦経験のあるスタジアムは実測、実感を元にしていますが、そうでない大半のスタジアムについては、交通アクセス、スタジアムの席割り、チーム人気を参考にしています。J2については観戦経験のある3スタジアムのみを取り上げました。
アウェイ席チケット入手難易度予測 – J1編
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
難易度 ★★★
専用スタジアムで席数少ないが、立地の面で難易度は高くない
カシマサッカースタジアム(鹿島アントラーズ)
難易度 ★★
専用スタジアムだがキャパは広め。陸の孤島でもあり入手は楽
埼玉スタジアム2002(浦和レッズ)
難易度 ★★★★★
アウェイ席の割り当てが少なすぎ。時報とともに買うべき
NACK5スタジアム大宮(大宮アルディージャ)
難易度 ★★★★★
専用スタジアムで交通の便も良好。発売当日には売り切れる
日立柏サッカー場(柏レイソル)
難易度 ★★★★★
首都圏では大宮と並び立つ高難易度。チケット瞬殺も覚悟
味の素スタジアム(FC東京)
難易度 ★
キャパもアウェイ席の割り当ても余裕。当日でも買えるハズ
等々力陸上競技場(川崎フロンターレ)
難易度 ★★★★
アウェイ席の割り当てが少なめ。早めに買いましょう
日産スタジアム(横浜F・マリノス)
難易度 ★
味スタとともに首都圏の良心。のんびり予定立てましょう
Shonan BMWスタジアム平塚(湘南ベルマーレ)
難易度 ★★★
立地の割にはチケット余裕ある気がする。相手次第か?
山梨中銀スタジアム(ヴァンフォーレ甲府)
難易度 ★★★★
首都圏からの遠征組が多い。油断してると売り切れる
デンカビッグスワンスタジアム(アルビレックス新潟)
難易度 ★★
キャパシティは充分。足があるなら行くべき
ヤマハスタジアム(ジュビロ磐田)
難易度 ★★★
キャパは少なめだが静岡地獄で躊躇する人が多い模様
※人気チームとの対戦はエコパ。キャパが一気に拡大
名古屋市瑞穂陸上競技場(名古屋グランパス)
難易度 ★★★
好立地ながらチケット難民の話はあまり聞かない
※豊田スタジアム開催の場合あり
市立吹田サッカースタジアム(ガンバ大阪)
難易度 ★★★
初年度の特需はあってもキャパ自体は広めなのでぜひ
ノエビアスタジアム神戸(ヴィッセル神戸)
難易度 ★★★
専スタでもキャパは広め。油断さえしなければ
エディオンスタジアム広島(サンフレッチェ広島)
難易度 ★
市街地から遠く、足さえあればチケット入手は楽
レベルファイブスタジアム(アビスパ福岡)
難易度 ★★★★
キャパが少ないので対戦カードによっては完売しそう
ベストアメニティスタジアム(サガン鳥栖)
難易度 ★★
鳥栖駅至近でアクセス良好だがチケットは余裕だと思う
アウェイ席チケット入手難易度予測 – J2編(ほんの一部)
フクダ電子アリーナ(ジェフユナイテッド市原・千葉)
難易度 ★★
キャパや交通アクセスの割には余裕がある
ニッパツ三ツ沢球技場(横浜FCなど)
難易度 ★★★
相手チーム次第だが、アウェイ席のキャパは少なめ
アルウィン(松本山雅FC)
難易度 ★★★★★
圧倒的にホームで埋まるためアウェイ席は僅か。瞬殺覚悟
結論:首都圏の専スタとアルウィンは超難易度!
交通アクセスの面で恵まれた首都圏、それも専用スタジアムとなるとチケット争奪戦は必至。具体的には★5つで示した浦和、大宮、柏の試合ですね。浦和レッズの本拠地である埼玉スタジアム2002は63,700人収容ということになっていますが、アウェイ席の開放枠はガンバのときで3,000人ほど。約5%の狭き門を突破するのは容易なことではありません。浦和と同じように圧倒的にホーム動員が多いアルウィン(松本山雅FC)もアウェイ枠の販売はほんの僅か。
★5つレベルのアウェイ席チケット販売がどれぐらい過酷かというと、チケット販売当日の10時過ぎにサイトへ行くとアクセス集中で画面がなかなか切り替わらない。何度かページ読み込みをしているうちに気付けば10時15分。ようやく表示された頃には「完売」の文字。。。そうなった場合はキャンセル分が出るのを待つか、知り合いのサポーターを頼って連絡しまくるしかありません。。。
自分の場合でいえば、★5つと★4つについてはチケット発売開始当日にパソコンやらスマホに張りついて10時を待ちます。★3つ以下の場合は、アクセス集中する時間帯を避けて開始当日の午前中に購入する感じ。★1つであれば、交通手段や宿などの準備を整えてからでも充分間に合うという算段で臨みます。
ホーム開催であれば、席のランクを上下させれば残席ありにあたることもあります。が、アウェイ民にとってはアウェイ自由席(&指定席)こそが全て。相手チームのサポーターに囲まれながら大人しく指定席で見るという最後の手段もありますが、できれば同じチームのサポーター同士で応援したくなるのが人情。
日本各地にゆったりとしたサッカー専用スタジアムが出来ることを願いつつ、それまでは地道にチケット争奪戦を繰り広げつつ、愛するチームを応援し続けましょう。
この記事へのコメント
マリノスファンです。今年(2017年)からよく観戦するようになりました。
(実は、昨オフに主力選手の離脱が相次ぎ開幕前には降格候補に挙げられていたので、「それなら今のうちにたくさんのスタジアムで見ておかないと」と思ったことが発端なのですが・・・)
こちらでご紹介いただいた通り、★が4つや5つのスタジアムであっても、販売時刻に合わせてJリーグチケット・e+・ローチケにアクセスして、つながったところで手続きをする、と言ったやり方で、ビジター席を取ることができました。
本当に、購入手続きが終わったらビジター席が売り切れになっていたので、ありがたく観戦させていただきました。
自由席で熱く応援する者ではないので、「アウェイグッズ着用可であれば何もビジター席でなくてもいいか」とか考え、実際に柏では最初からそのような席を狙っていましたが、それもこちらでどのスタジアムのビジター席が取りにくいかをご紹介していただいたからこそ思いつくことができたことです。
大変感謝しております。ありがとうございます。
モンチーさん、コメントありがとうございます!
記事がお役に立てたようで何よりです^^
ビジター席の割り当てが少ないスタジアムの場合には、どうしてもチケット争奪戦になってしまうのが難点ですね。おっしゃるようにビジター寄りのアウェイグッズ着用可エリアにまで範囲を広げてチケットを狙うというのもいい方法ですし、いろいろな手を尽くしてでも現地に足を運ぶことで、選手を後押しできるのではと思います。
ガンバが毎年のようにマリノスから選手引き抜いてしまってすみません^^;
観戦や移動するための調査や準備をする時のわくわくした気持ち
スタジアムまでの行程(旅行)の楽しさ
敵地に乗り込むぞくぞくした感じ
秀逸なスタジアムグルメを頂く幸せ
試合以外からも得られる喜びを知り、すっかりアウェイ観戦が趣味になってしまいました。
(アウェイだけあって、いい結果になることはホーム観戦より少ないのに・・・)
来年は吹田スタジアムに行ってみたいものです。
また、他の記事にありました、荒天時の準備などは私も真似をしたいと思いました。
移籍はサッカー界では当然ですし、私はガンバに対して特に悪い感情は持っておりませんよ(^o^)
チーム成績が大変悪くて返信遅れてしまいました^^;
スタジアムによって雰囲気もグルメもまったく違うので
その違いを堪能しながら、好きなチームを応援する楽しみがありますよね。
旧万博時代の開放的な雰囲気がなくなってしまったのですが
吹田は試合が見やすいので、ぜひ観戦スケジュールに加えてみてくださいませ。
お互い素敵なJ1最終節になるように祈っております!